【小6】クリスマス会だ!駄菓子つめあわせ選手権!【おかん】
駄菓子詰め合わせってご存知ですか?
みなさんこんにちはスルメイヌです。
もうすぐクリスマスですね。
クリスマスといえば、小学生の頃ってPTAとかの謎のクリスマス会ありませんでした?
そこで15時に配られる
こういう奴
みなさんご存知の思い出の品「お菓子の詰め合わせ」ですね。
小学生時代のPTA主催のおたのしみ会とか、なんかよく分からないクリスマス会とかで配られるアレです。
様々な人に配るもの、なので甘み、塩み、酸っぱみのバランスもよく誰でも楽しめるように完璧な配合をしてありますね。大衆向けってやつです。
ただ、ただ!なんか微妙…じゃない?
この誰にでも愛されようとするバランス感がなんか微妙
まるで誕生日プレゼントでいらないガラクタを貰った時のような複雑な感情。
嬉しいのに、どこか不満と心にしこりの残る感じ…
「最高!」
私はこういう微妙な感情になる物が大好きです。
今回は、子供達の笑顔のため。
貰った時は嬉しいけどいざ食べるとなると
「なんか微妙なお菓子詰め合わせ選手権」
を開催します。一人で。
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ルール
☆今大会では、貰った時の嬉しさと、湧き出るガッカリ感のバランスの良い物を目指します。
→嬉しくないもの、嬉しいだけの物は減点。いらないけど嬉しい。嬉しいけど微妙。これらは高得点になります。
テーマ
☆部活のクリスマス会
予算
☆自由度を考慮し500円とする。
その他・評価員
☆タカヒロくん小学4年生
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選手No1・ユミちゃんのママ
J( 'ー`)し「それではおやつの時間です。1番のシールを持ってる人から一列にならんでください」
(僕の名前はタカヒロ!今日はUMA&UFO研究部のクリスマス会!
去年はカーチャンがおやつ担当だったから市販の駄菓子詰め合わせで少し残念だったなぁ。でも今年はユミちゃん(ママ)が担当だったから楽しみ!
ユミちゃんは高層マンションに住んでるしオシャレさんだからきっと豪華だぞ!)
(ま、いざとなったらコノ運命を変える時計で、お菓子担当が変わるまでやり直せるから)
「大丈夫!」
J( 'ー`)し「はい、タカヒロどうぞ」
(コッ…コレは…)
「ゴッ!」
「GODIVAだぁ!」
「とにかく高いで有名なチョコレート屋さん、GODIVA!
どちらかというとバレンタインでとりあえず渡しておけば完璧と名高いGODIVA
味は確かに美味い!美味いがその違いは一般庶民には分からないと有名なGODIVA」
(美味い、美味いが、これはお菓子詰め合わせとは言わない…量の少なさとバリエーションの少なさで嬉しいよりもガッカリ感が強い…こういうのはバレンタイン的なイベントで貰うのが嬉しい。場違い感が…うぅん…)
「嬉しさ、ガッカリ感よりもこの場にあってませんね」
J( 'ー`)し(タカヒロ…これでも予算500円オーバーの561円なのよ)
やりなおしいぃぃいぃ
選手No.2・アユムくんのおばあちゃん
J( 'ー`)し「それではおやつの時間です。自分の名前の書いてあるお菓子袋を持っていってくださいね」
(ハア…ハァ…ここまで5回もやり直した。今回はGODIVAを回避できたみたいだ)
J( 'ー`)し「はい、タカヒロどうぞ」
「わぁい!なんだろぅ!」
(こ…これは…)
「おばあちゃん!このセンスは、おばあちゃん」
(雪の宿に歌舞伎揚という子供が選ばないだろうお菓子部門トップをチョイス…)
(そして、どこに売ってるかよく分からないなぞのフルーツグミ…この見た目のガッカリ感と食べた時の美味さのバランス)
「なぞのチョコパンもハイセンス!子供には腹いっぱい食わせろの精神を感じますね。見た目の素朴さと美味さのバランスが絶妙です」
68点!
J( 'ー`)し「タカヒロの好きなフルーツ寒天は青リンゴなのよね。あと290円で以外と安いのは嬉しいわ」
選手No.3オーガニックマスタートモコ
J( 'ー`)し「それではおやつの時間です。ここに並んでください」
(おばあちゃんの菓子も良いけどもうちょいオシャレなもん食べたいんだよなぁ
今回は、誰なんだろう?なんか自然石鹸を作ろうとか、ゆうき?野菜収穫?とかおもしろかったけど…)
J( 'ー`)し「はい、たかひろ」
「え?なにこれ?」
(き…)
(き…きもい!)
「こ、この果物みたいな物は何?あとバナナときゅうりはオヤツなのか」
(´・ω・)「これはね、ドライフルーツのイチゴとマンゴー、南瓜の種だよ」
(今回は、しのはら君のママだったか…)
「こ、このにんじんっぽいのは?」
(´・ω・)「これはポン菓子、お米だよ。ほのかに甘いよ」
(あ、以外と美味い)
70点
(渡された瞬間のガッカリ感は絶望でしたが、以外と美味いというギャップは高得点ですね。善と悪のバランス感が高得点につながりました)
J( 'ー`)し「タカヒロ…ドライフルーツは高いから家では出せないわよ。あと今回の詰め合わせは426円よ」
選手No.4 理系パパの教育セット
J( 'ー`)し「それではおやつの時間です。1班の人達から順に来てください」
(やっぱ、おやつにバナナはなしだろ)
(今回は実験教室とかスライム作りとか楽しかったな)
J( 'ー`)し「はい、タカヒロの分よ」
(え、え?そんな事ある?)
「駄菓子詰め合わせに知育菓子入る事ある?」
(いや、だが、以外とセンスは良いかもしれない)
(テーマ性もあって普通に嬉しいけど、
ただ、ねえ、ガッカリの方向が違うんだわ)
(5個中3つが水必須なのよ。いま食べられないのよ、学校の水道水はなんか嫌なのよ)
(そういうガッカリはいらんのよ)
15点!
J( 'ー`)し「タカヒロ、教室が汚れるから家で作るのよ。あと今回は426円よ」
ラスト選手。No.5 ケイニー先生
J( 'ー`)し「Oyatsu no jikandesu.Narannde kudasai.」
(やっぱ駄菓子詰め合わせに、ねるねるは無しだな)
J( 'ー`)し「タカヒロ、good」
(カーチャン英語出来ないんだな…)
(今回は多分ケイニー先生だよね…クリスマスっぽさが今までと違う
ケイニー先生。確か今年で引っ越しちゃうんだよね…さびしいな)
J( 'ー`)し「タカヒロ、Delicious & ¥511 de予算オーバーお菓子yo」
(あ、これは)
(このお菓子達は!)
「海外の奴〜〜〜」
「ケイニー先生さっすがぁ!大好き!」
「このパッと見派手で美味しそう。でも実際に食べると日本人には若干合わない独特な味」
「このガッカリ感と嬉しい感のマリアージュ、これは狙って出せる物ではないですね!」
(ケイニー先生には悪いが、微妙な駄菓子詰め合わせ選手権トップ3には入る…)
(ん?)
(これは?)
(ケイニー先生…)
(覚えてたんだ)
(僕が初めて英会話教室行った時のこと。
初めてケイニー先生に会った時、蒲焼きさん太郎あげたこと)
(僕が…蒲焼きさん太郎が…大好きな…こと)
(ケイニー先生…ほんとに引っ越しちゃうの?)
う…ひっく…うぇっく…
75点!
J( 'ー`)し「takahiro…初恋の味ね」
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J( 'ー`)し「タカヒロ、今日は楽しかったね」
「うん…」
J( 'ー`)し「タカヒロ、今夜は好物の肉じゃがよ」
「うん…」
J( 'ー`)し「タカヒロ、私からもプレゼントがあるの」
「あ、クリスマスブーツのお菓子詰め合わせ…」
「もしかしてこれって…」
J( 'ー`)し「タカヒロさびしそうだったからね、私からのクリスマスお菓子よ」
「さ、最高だ!500円とは思えないお菓子のチープさ、そして人によっては知らないカードバトルガム」
「ブーツの見た目に全振りした、外見の嬉しさと中身の釣り合わなさ!まるで福袋のよう!」
「でもしっかりと子供の舌を掴む味とスナック菓子のセンス!申し分ない!嬉しい!」
J( 'ー`)し「タカヒロ…」
「うん!やっぱりカーチャンのセンスは最高だよ」
J( 'ー`)し「晩御飯はお茶漬けね」
☆happy end!☆